3 ふっくやま!ふっくやま!ウオオオオオオ!
ここ数日、自分は悩んでいました。
新しい血盟「殺戮と晩餐の会」に加入する際、自己紹介をどうすればいいのだろう、と。
元ULTRASは、要塞戦の後すぐに殺戮さんに加入しましたが、自分と後もう一人は最近援軍に行った際のペナルティがあるため、波に乗ってしれっと加入することが出来ず少し遅れることになりました。
その後もう一人というのが。
ハードル激高です。
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殺戮の皆さん「○○さん(上の写真の方)いらっしゃい、よろですー!○○さんが入ってくれたら百人力ですよ!……あれ、後もう一人って聞いてたけど……あ、もういるわ。どれどれ…………オペラン……。……ふーん70万ちょっとか。まぁ、よろで~す」
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こんな目に会いたくありません。
現実だとどんな感じか想像してみました。あくまで想像です。
ある一人の少年が今日、新しい学校へと転校します。
偶然同じ日に、転校先の同じクラスへもう一人転校生がくるそうです。
そのもう一人の転校生は、福山雅治です。
「新しい転校生が来る」というクラスの一大イベントは福山雅治が全て持っていき、大したパンチが無い少年は福山雅治の人気を羨ましげに見ながら、机につっぷして寝たふりをする学園生活を送ることになりました。
悲惨すぎる……。
では、数年前の自ぶ…………いや、想像で出てきた福山雅治じゃない方の悲しき転校生は、何をしておけば福山雅治に負けないくらい明るい青春を送れたのでしょうか。
福山雅治が出来ないような得意の手品を、自己紹介の時クラスのみんなに見せればよかったのか。
福山雅治が出来ないような体をはった一発ギャグを、自己紹介の時クラスのみんなに見せればよかったのか。
自分の自己紹介の後に「パリピーッ!」や「ヒィーヤッ!」などのコールをしてもらうよう前もって転校先のクラスのみんなを買収し、福山雅治が自己紹介を失敗するようにプレッシャーをかければよかったのか。
いいえ。こんな小手先の技は福山雅治に通用しません。なんせ福山雅治なのだから。
考えてもらちがあかない。
だったらもう、福山雅治に勝つは諦めよう。
やり過ぎて怒られる可能性はあるけど、ならばせめてみんなの記憶に残ってから追放されよう。
ええ、皇居ですよ。もちろんハッタリです。もし血盟内に皇族関係者の方がいらっしゃったらリアルがヤバいことになるのは目に見えていますが、どうなってもいいや。
幸い、リアクションをいただきました。そしてこの反応から、血盟内に皇族関係者の方はいらっしゃらない様子。ひとまずリアルは守れそうです。
しかし安心してはいけません。これは諸刃の剣。これから先血盟内で、良くてイロモノ悪くてホラ吹きの扱いを受けます。
明石家さんまさんが言っていました。大きな嘘は、小さな真実を混ぜるとより引き立つと。
なので。
リアルをさらけ出すことにしました。
(流石に隠します)
幸い、こちらもそこそこ受け入れられました。なんかもう手遅れらしいのですが。
このように、あの手この手でアピールしないと存在が吹き飛ばされるちっぽけな自分ですが、精一杯生きています。